ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソンの練習、小道具、レースの紹介を含めて楽しく長い距離を走る情報をシェアします。

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第11回いわて銀河100㎞チャレンジマラソン走ってきました

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前日

ランニング仲間と待ち合わせて、東京駅から新幹線。岩手県も新幹線だとあっという間! 途中下車して前沢で前沢牛のランチと牛の博物館へ。その後北上に移動して民俗村で江戸時代の農家をじっくり観察。この民俗村、よく整備されてるのに環境客はほとんどいなくておすすめです。

北上で問題なのはコンビニの数が少ないこと。レース当日の朝ごはんにおにぎりなど入手が必要な人は早めに行動した方が良いかも。駅反対側(新幹線側)のコンビニが比較的近くておにぎり残存率が高いです。
受付をしたのは5時過ぎになっちゃったけれど、さくっと受付をすませて、6時に晩御飯を食べて、風呂入って、翌日の準備して8時半には就寝。なんせ翌日は1時半起床だから^^

スタートまで

朝1時半に起床し、朝ごはん食べて、2時半のバスで会場へ。女性用と男性用(小)のトイレは空いているけど、男性用(大)はできるだけホテルで済ませておきましょう。
スタート午前4時という時間だけれど、周囲は既に明るくなり始めていました。ゴールが早めの時間帯になるので、6月の4時スタートは良いなあと思いました。私のように当日中に変えることも可能になります。
昨年はスタート前は寒かったけれど、今回は朝から寒くない。スタートを待つ身としては嬉しいけれど、今後の気温を考えると嫌な予感が(^_^;)

20㎞まで

スタートの競技場トラックを一周し、競技場の周りを一周していよいよスタート! 20㎞なんてウルトラでは序盤というよりスタート直後、人もばらけず淡々と距離を刻みます。
同行したにっこさんといつも似たようなタイムで走っているのですが、今回はなんか彼女についていけずに10㎞手前で先に行ってもらい一人旅になりました。でも、名前入りのゼッケンを付けた女性ランナーが私のペースに近かったので、この人についていくことに。いわて銀河では5回完走者は専用の3ケタのナンバーをもらえて、黄色いゼッケン。10年連続(今回が第11回大会)のランナーは名前入りゼッケンではしられているとのこと。
結局この女性に35㎞あたりまで連れて行ってもらいました。

30㎞まで

走っていてもなかなか調子が上がらないというか、しんどくて眠かった! 前日もしっかり眠ったし体調も悪くないはずなのに、なんか調子悪い。特に20-30㎞あたりはぼーっとしてあまり記憶が残っていません。

40㎞まで

だんだん山の中に入ってきて、35㎞あたりから「なめとこライン」っていう山間の上りになってきます。上りって言っても走れないことはないゆるやかな上りで、歩いて休むこともできず結構いんどい区間でした。

50㎞まで

上りがきつくなってきて、歩きが混じり始めるというか上りは全て歩きました。頭痛いし、眠いし、体はしんどいしでこれは完走できないかもしれないと思い始めました。途中気が付くと走りながら蛇行していることが2-3回ありました(^_^;)
それでも45㎞過ぎてダムにさしかかり1つめのトンネルに出会うと上りも後少し、とにかく前に進むしかないかなと平らなところもほとんど歩きで進みました。

60kmまで

55㎞の地点から2つ目、三つ目のトンネルに入ります。ここで気分ががらっと変わりました。トンネル内は暗くて涼しくて気持ち良い! 今まで歩くのが精いっぱいだんたのに、急に走れるようになりました。体のしんどさも眠気も頭が痛いのも消えて、普通に気持ちよく走れます。で、気が付きました。いままでのは熱中症の一歩手前だったんだって。
で、トンネルを抜けてからは次の3点に気をつけて目標を完走に切り替えて走ることにしました。トンネル以後は水分をとにかくいっぱいとること、かぶり水は全て活用すること、無理せず熱中症の症状に注意を払いながら前に進むこと。
ちょうどお昼にさしかかり、湿度が高い上に気温も上がってきているところでトンネルで体を冷やすことができて良かったです^^

70㎞まで

今までエイドでは飲み物を2杯程度いただいていたのを3-4杯にし、かぶり水も1回ではなく何度もかぶり、椅子に座ってしばらく休むって感じで進みました。65㎞地点を越えると下りなんですが、このくだりが半端ない。急な下りなので足に来ます。下りなのに走れなくて歩いている人を何名か見かけました。

80kmまで

昨年は坐骨神経痛で73㎞:銀河高原ビールのエイドでリタイアしました。73㎞以後は初挑戦となります。80㎞までは両側に林と森しかない田舎道をうねうねと走ります。応援もほとんどおらず、また自販機は一つもないのでエイド以外で水分を補給できないので要注意です。高低差はあまりないので走りやすいですけど。

90㎞まで

またすごい下りがやってきます。そろそろ足と膝が悲鳴を上げそうなのをなんとか体幹でカバーして走ります。78㎞から86㎞までエイドがなく、自販機もないのでこの区間結構つらいです。

ゴールまで

90㎞過ぎると市街地に帰ってきます。今まで、両側にあるのは林か森か森林かっていう感じだったので、文明の香りが嬉しくなります。基本下り基調ですが、97㎞過ぎに500m、98㎞過ぎに300m上りがあります。当然歩きました(^_^;)
ゴール会場では、アナウンサーが個々のゴール者のゼッケンを読みあげて盛り上げてくれます。やはりウルトラのゴールは嬉しい^^ 思わずガッツポーズしちゃいました。

ゴール後

ゴール後まずはメダルかけてもらって、チップはずしてもらって、アーリーエントリーの2000円を返してもらいます。ゴール会場では無料でシャワーを使うことができます(男性の場合12時間以内ゴールだと待ち時間ないですが、それ以後だと順番待ちになります)。休憩室では毛布も用意してあるので仮眠も可能です。
で、荷物返してもらって、食事券をもらって、この食事券で無料のジンギスカン、豚汁、おにぎり、ビール! ビールは泡いらないから大盛りで!ってお願いしちゃいました^^
後は会場から30分に一度出ている無料送迎バスで盛岡へ、そこからその日の内に横浜の我が家に帰ってきました。
充実した一日、楽しかった^^

レースのあれこれ

かぶり水が、エイドだけでなく、エイドとエイドの間にもあって非常に助かりました。特に後半はかぶり水に氷を足してくれたりしたので、氷を帽子と頭の間に入れて走ってました。
エイドでおいしかったのは、しぐれ、牛乳寒天(73㎞)、アスパラガス、冷ましたぜんざいなど。飲み物はコーラ、ビックル、コーヒーなどなど色々飽きない工夫があって良かったです。ただ、全般的に炭水化物が少ないので、各自でジェルとか持っておいた方が良いと思います。
コースは最初と最後を除くと基本は山の中です。宮沢賢治が愛した岩手の自然を堪能できます。ただその分応援は少な目で、エイド以外で補給するのも難しいです。コンビニは途中1軒だけ、自販機も20㎞近くないところがあります。走っていて印象に残ったのは上りではなく、下りです。下りが多くて膝や足に来るウルトラというイメージです。レース翌日の今日は下りで酷使した腹筋が悲鳴を上げてます(^_^;)

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コメント

岩手銀河

初めまして。私も岩手銀河走りましたが脚の痺れがひどくてラスト30キロ全部歩きました。13時間26分09でゴール、昨年5回完走したので今年マイゼッケンを申請して223番、富士山のごろ合わせですが取得しました。61歳からウルトラ走り岩手銀河は9時間18分、19分、22分が自分のベスト3です。36歳から走り出してもうすぐ31年になります。530位のレースを走っています。どうしたら速く走れるか考えて実行すれば走るのが楽しくなりますよ。頑張って下さい。

K.takaoさんコメントありがとうございます

61歳からウルトラ走り始めるってすごいバイタリティーですね。9時間18分っていうのもすごいです。
確かにいろいろ考えて練習して、その結果をレースで実感する。その過程が楽しいです。

今回の岩手銀河では77歳の方も完走されています。我々も速く、そしていつまでも走り続けられるよう楽しみましょう^^
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プロフィール

あきのぽん

Author:あきのぽん
昔から運痴と呼ばれ続けて50年余。
あれだけ「走って何が楽しいのかわからん」とバカにしていたその馬鹿にいつの間にかになり、気が付けばウルトラマラソンを走っていました。

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