ウルトラマラソン始めました

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第15回日本横断川の道フットレース その5「小諸まで」

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(ぶどう峠では清流が流れていました。これが荒川の源流?)


193㎞あたりの私設エイドを過ぎるといよいよ大ボスのぶどう峠。道は少しずつ上り基調になってきます。ちなみに私設エイドを過ぎると、ぶどう峠を下りきるまで20㎞ほど自販機すらないので、飲み物はここでしっかり買っておく必要があります。トイレもね。

ぶどう峠は何故大ボスなのか? 自分で歩いてみるとわかります。奥武蔵ウルトラマラソンのような劇坂はなく、その代わり、ひたすら5-10%くらいの坂を上り続けます。つづら折りになっていて、カーブを曲がれば次の坂が見え、見晴らしの良い場所だと2-3回先の曲がり角まで見える。これが、延々と本当に延々と繰り返されます。そろそろ終わりかなと思ったら次の折り返しと上り坂が見え、またそろそろ頂上近いから終わりかなと思っても、次の峰とそれに続くつづら折りの道が見える。これをひたすら、延々と繰り返します。
私はすべて歩きましたが、これ精神的にきついっす。先が見えない、終わりがない延々続く上り坂。このレースのコース設定はよっぽどどSな人が設定したとしか思えません。SAJ恐るべし!

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(つづら折りの道が奥の山肌に見えます。これが無数に繰り返されます)


私は夜が明けてからぶどう峠を登り始めました。ちょうどよい時間帯だったと思います。夜中だと暗くて寂しくて怖い道が延々と続くことになりますし、とにかく寒そう。なんといっても標高1680mはありますから。日中だと結構直射日光で暑くてやられそうです。

でもまあこの登りも12㎞前後、いつかは終わります。終わったところから長野県。ここでありがたいことに豪華な私設エイドを出してくれて、必ずランナーの写真を撮ってくれます。土田さんありがとうございます!
エイドでおいしいうどんやお稲荷さんをいただいて、いよいよ下り。
下りもたんちょうですが、今回私はトレランポールを持参していたので、そろそろおぼつかなくなってきた膝への負担を減らすため、ひたすらストックを使いながら歩きました。

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(ぶどう峠が終わるとようやく長野県に到達!)


この下り道が今回のレースで一番楽しかったかな。長野の山あいなので、まだまだ春爛漫。桜は満開で、色々な花が咲き乱れてきれい! 周りの景色を見ながら歩いていると嬉しくなってしまいました。それにコース途中の民家の前で、おばあさんを含む3人が待っていてくれて、お手製のイモの煮たのをふるまってくれました。すげーおいしかった!

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(顔つきからもヘロヘロなのがよくわかります。ぶどう峠を過ぎたところの私設エイドで撮っていただいた写真。日焼け止めを塗るのもいい加減になって、顔がピエロ状態^^;)


そうこうするうちにCP11:小海大橋。ここの手前でも私設エイドがありました。この後、CP12を経て小諸まで、まだ30㎞以上あるんですが、あまり記憶に残っていません。ひたすら一人で歩いて淡々と進んでいました。

小諸のレストステーションでは食事提供がないため、小諸の手前でうどんを食べて、コンビニで出かける前のおにぎりを買って、小諸グランドキャッスルホテルに着いたのが5月2日の21時9分、スタートから60時間ちょっとでした。

つづく
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あきのぽん

Author:あきのぽん
昔から運痴と呼ばれ続けて50年余。
あれだけ「走って何が楽しいのかわからん」とバカにしていたその馬鹿にいつの間にかになり、気が付けばウルトラマラソンを走っていました。

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